おしゃれキャンパーがよく使うキャンプ用品の1つに、折り畳み式木製ラックのコーナンラックがあります。私もおしゃれキャンパーを目指して、コーナンラックを購入してみました。今回は、実際にコーナンラックを使ってみてよかったところ、よくなかったところを紹介します。
購入を検討している方にお役立てたればと思います。
コーナンラックとは?
コーナンラックとは、ホームセンターのコーナンから販売されている折り畳み式の木製ラックです。キャンプやアウトドアで使える収納棚として、デザイン性もよく、低価格でお財布にも優しいため、キャンパーさんの間で広まったようです。
最近では、ホームセンターのコーナン以外でも、折り畳み式の木製ラックは販売されていたりします。厳密に言えば、コーナンで販売されていないため、それらはコーナンラックではなく、他メーカーによる折り畳み式の木製ラックですが、同じようなデザインのものが多いため、遠くからは見分けるのが難しいように思います。
そんなコーナンラックですが、コーナンのWebサイトによると現状は以下のラインナップが販売されているようです。
コーナンラック折り畳み式木製ラック W460(3段) ナチュラル
コーナンラック折り畳み式木製ラック3段 ワイドタイプ
コーナンラック折り畳み式木製ラック W460(4段) ナチュラル
コーナンラック折り畳み式木製ラック4段 ワイドタイプ
棚の数の違い、棚の幅の違いなど、キャンパーさんの利用シーンによって、使い分けができるのが便利ですね。
コーナンラックのメリット
実際にコーナンラックを購入し、使用してみたときに、便利に感じたメリットな部分を紹介します。収納力
1番のメリットと言っても過言ではないのが、キャンプなどアウトドアシーンにおける収納力です。当たり前ですが、アウトドアでは家の中とは違い、生活する空間が屋外にさらされています。どこかに物を置こうとしても、床は地面ですし、収納できる棚がある壁があるわけではありません。
ちょっと物を置きたい、いまは使わないけど取り出しやすいところにしまっておきたい、といった時、コーナンラックのような立体の収納棚が非常に活躍します。
折り畳める
折り畳むことで持ち運びしやすくなり、使わないときに小さくしてしまっておけます。プラスチックの収納ボックスも、収納力があってアウトドアで活躍しますが、1度に持ち運ぶことができる量は限られています。また、自宅で保管しておくときも、場所をとってしまいがちです。
コーナンラックは、折り畳むことで1度に2~3個を持ち運ぶことができ、自宅で保管しておくときも折り畳んで収納しておくことができます。
組み立てやすさ
ネジや釘で折り畳み状態から組み立てるわけではないため、工具が必要ありません。ワンタッチテントのように簡単に設営可能です。キャンプ場についたとき、テント、タープ、テーブルやチェアと何かと設営するものが多いなか、少しコツは必要ですが、簡単に組み立てて、簡単に折り畳むことができるキャンプ用品は大正義ですね。
コーナンラックのデメリット
便利なコーナンラックですが、実際に使ってみると、使いづらいなと感じたりすることもあります。見せる収納の難しさ
使ってみて1番感じたのは、見せる収納の難しさです。コーナンラックは、見た目からもわかるように木製のスケスケな構造の棚です。棚に何か収納しても、どこからでも見えてしまいます。かっこいいキャンプ用品や、かわいいアウトドアグッズが、きちんと整理整頓されてコーナンラック内へ収納されていれば、おしゃれキャンプであること間違いないですが、雑多なものが整理整頓されていない常態で収納されていると、ちらかっているように見えてしまいます。
(↑ゴマ油が一個とか笑)
オススメなのが、コーナンラックの棚に収納できる収納ボックス的なものにキャンプ用品を入れることです。
収納ボックスがキレイに収まっているとオシャレ感が増すなと思います。コーナンラックの購入を検討する際は、棚に収納するオシャレな収納ボックスもあわせて検討するようにしましょう。
折り畳んでも意外とでかい
折り畳むことができるため、折り畳んだ時は大型の収納ボックスと比較して小さくなることは確かです。しかし、折り畳んでも意外とでかいです。棚の数、棚の幅にもよりますが、四段タイプを折り畳んだサイズは、普通サイズのツーバーナーより大きいです。そのため、車載できる容量も気にする必要があります。
ワンボックスカーであればコーナンラックを複数積んでも問題ないと思いますが、コンパクトカーの場合、その他の荷物との優先度付けが発生します。
ぐらつき
底面が長方形の形をした格子の板であるため、地面がデコボコしていると、当然のごとくコーナンラックはぐらつきます。坂などの斜面にも弱いです。最近の高機能なアウトドアテーブルなどは、テーブルの脚の長さを調節することで、地面のデコボコや斜面にも対応できますが、コーナンラックは木製であるため設営環境の影響をもろに食らいます。
コーナンラックをキャンプ場に持っていく時は、キャンプ場のコンディションをよく確認した上で持っていくようにしましょう。
水滴が垂れる
格子状の棚であるため当たり前ですが、上に置いたものが格子の隙間から下に落ちる可能性があります。上段に濡れた食器、食材を置いておくと、水滴が下の段に垂れます。私が経験したのは洗った食器を上段に置いたため、下段の調理用品が濡れるという凡ミスを起こしました。夜露なども同様です。
就寝時には、収納していたものを棚から移動し、コーナンラックを畳んで車にしまうのが、意外とやっかいな手間だなと感じています。
メリットとデメリットのまとめ
コーナンラックを利用しはじめて1年ぐらいですが、使ってみて感じたメリットとデメリットはこれくらいかなと思います。最近では、泊まりがけのキャンプではキッチン横の収納もかねてコーナンラックを1つだけ持っていってます。テント、タープや寝袋などなど、泊まりがけのキャンプでは荷物も多いため、コーナンラックを車載するスペースが厳しいのが主な理由です。
一方で、車載する荷物が少ないデイキャンプでは車内のスペースにも余裕があるため、コーナンラックを2つ持っていったりしてます。デイキャンプでは、そんなに収納するものもなかったりもしますが…。
もし、購入を検討している方であれば、ご紹介したメリットとデメリットを考慮しつつ、コーナンラックの使用用途が明確であれば購入されてみてもよいと思います!