普通のお肉が驚くほど美味しくなる燻製ステーキの作り方 | ヒゲキャンパー(higecamper) ヒゲキャンパー

普通のお肉が驚くほど美味しくなる燻製ステーキの作り方

(最終更新日:2019/04/01 執筆者:ヒゲキャンパー)
驚くほど美味しくなる燻製ステーキの作り方
画像出典:Owen Parrish(flickr)
豚バラブロック、ソーセージ、チーズなどの定番の燻製から、アジの開きや練り物などの燻製は経験がありましたが、ステーキ肉の燻製経験はありませんでした。今回はスーパーで売っているステーキ肉の燻製体験について紹介します。

作成手順と感想
  • 燻製前の準備
  • 燻製ステーキの作り方
  • 燻製ステーキの感想

燻製前の準備

今回の燻製ステーキですが、はじめてステーキ肉を燻製することもあり、2枚で1000円くらいの安いお肉で試してみました。

お値段の高いよいお肉で燻製しても美味しいと思いますが、燻製することで『安いお肉をどれくらい美味しくできるのか?』という実験的な視点で、お肉をチョイスしました。

燻製する前の準備は2つくらいでした。
  • 常温で少し乾かす
  • 塩コショウする

常温で少し乾かす

燻製に限らずステーキ肉を美味しく焼くコツでもありますが、焼く直面に冷蔵庫から取り出すのではなく、ステーキ肉の冷えを取り除いてから燻製しました。

主に焼くときですが、ステーキ肉が冷えた状態だと、表面ばかり火が通った状態となり、中まで火が通るまで時間がかかってしまいます。それは燻製でも同じでは?と考え、ステーキ肉を常温に戻しました。

真冬かつ暖房をガンガンかけているわけではない部屋だったので、18℃ぐらいの気温の部屋で1時間半くらいステーキ肉を放置したと思います。

塩コショウする

ステーキ肉を常温に放置する際ですが、2枚ある中で1枚のステーキ肉に対して、両面を塩コショウしました。塩コショウしたステーキ肉と、塩コショウしなかったステーキ肉で、燻製ステーキでも変化があるか知りたかったためです。


燻製ステーキの作り方

両面を塩コショウしたステーキ肉と、塩コショウしなかったステーキ肉を、それぞれ常温に戻したら燻製のスタートです。

両面を塩コショウしたステーキ肉と、塩コショウしなかったステーキ肉を、それぞれ常温に戻したら燻製のスタート

お肉には相性のよいサクラチップを使うことが多いのですが、今回はサクラチップの残量があまりなかったため、ヒッコリーチップとブレンドして燻製して見ました。

今回はサクラチップの残量があまりなかったため、ヒッコリーチップとブレンドして燻製

それぞれの燻製チップをひとつかみずつ手にとり、SOTOの燻製ポッドの底面に敷き詰めていきます。中火から強火で熱することで、熱燻されるように燻製ポッド内の温度を上げていきます。

SOTOの燻製ポッドの底面に敷き詰めていきます。中火から強火で熱することで、熱燻されるように燻製ポッド内の温度を上げていきます

SOTOの燻製ポッドは差し込んだ温度計によって、燻製ポッド内の温度がわかるため、今回の燻製ステーキに限らず、燻製料理を作りやすい燻製器具だなと思います。
80~90℃くらいの温度で10分くらい燻製したところで、燻製ポッドを開けてみると、いい感じに燻製色が着色していました。
燻製ポッドの底面にしきつめた燻製チップの多くも焼けていたため燻製を終了に。

80~90℃くらいの温度で10分くらい燻製したところで、燻製ポッドを開けてみると、いい感じに燻製色が着色

燻製ポッドから燻製したステーキ肉を取り出し、表面をフライパンで、さっと焼き上げてから食べてみました。

燻製ステーキの感想

燻製ステーキの感想ですが、安物のお肉とは思えないくらい美味しくなったと言えます。

やはり燻製の魔力は凄いです。

肝心な燻製する前の塩コショウの差も明確に感じました。
塩コショウしなかったステーキ肉は、市販のステーキ肉をかけて食べました。ステーキを口に入れて噛んでみると、最初のほうはステーキ肉とステーキソースの味を感じ、噛み続けているとスモーキーな燻製の香りが鼻に抜けるような感じでした。

塩コショウしたステーキ肉は、塩コショウしすぎたせいもあり、ステーキソースもかけずに食べることができましたが、口にいれた瞬間からスモーキーな香りを感じることができました。塩コショウのみというシンプルな味付けということもあり、ビーフジャーキー感のあるスパイスのきいた、燻製ステーキを楽しむことができました。
二種類の燻製ステーキをおつまみにウィスキーを飲みましたが、やはり燻製した肉とウィスキーの相性は抜群で、あっという間に食べてしまったのが驚きです。個人的には、塩コショウした後の燻製ステーキ肉が好みでした。

このようにステーキ肉であっても簡単に燻製することができました。

塩コショウする、しないの差もありますが、スモークチップの種類を変えても、ステーキ肉にまったく違う化学変化を与えることができると思われます。
今度は、違うスモークチップで試したくなる燻製ステーキでした。

お手軽かつ美味しいのでオススメです!