キャンプ飯としての朝ごはんで、定番の1つとしてホットサンドがあります。ホットサンドも美味しいですが、今回は直火で使えるホットサンドメーカーでホットサンドではなく、焼きおにぎりを作ってみたのでご紹介します。
焼きおにぎりを作ってみた
ホットサンドメーカーは、当たり前ですがパンのホットサンドを作る調理器具です。ですので、ホットサンドメーカーを販売しているメーカーとしては、推奨していない使い方かなとは思いますが、意外とパン以外のものも焼くことができます。その代表としてお米です。こんな感じにホットサンドメーカーで、焼きおにぎりを作ることができます。
ホットサンドメーカーで挟んで焼くため、おにぎりの形で焼けるわけではなく、ホットサンドの形をした焼きおにぎりができます。おにぎりの形をしていなくても、ホットサンドの形なので食べやすさは問題ありません。焼き加減にもよりますが、外がカリカリで中がアツアツふっくらした焼きおにぎりを堪能することができます。
ホットサンドメーカーで焼きおにぎりを作るポイント
はじめてホットサンドメーカーで焼きおにぎりを作る方むけに、工夫したところ、苦戦したところ等のポイントをいくつか紹介します。・油をひく
網焼きで焼きおにぎりを作るときは、網に対して油を塗ることはあまりないかもしれません。しかし、ホットサンドメーカーで焼きおにぎりを作ろうとすると、ホットサンドメーカーにお米がくっついてしまいます。そして、くっついたお米を取り除くのは大変です…。
主に、おにぎりをホットサンドメーカーでサンドした時の圧力で、お米がくっついてしまうと思われます。お米がくっつくのを避けるために、ホットサンドメーカーに油を塗っておくと、おにぎりをサンドした時の圧力によるお米のくっつきを防ぐことができます。
また、多少の油でおにぎりの表面を焼くことで、表面がカリカリした食感の焼きおにぎりを作りやすくなります。焼きおにぎりを作るごとに、油を染み込ませたキッチンペーパーなどで、ホットサンドメーカーに油を塗りましょう。
・具材のご利用は計画的に
通常の焼きおにぎりでは、三角形や俵型のおにぎりになるため、おにぎりの中に具材を包みやすいです。しかし、ホットサンドメーカーで焼きおにぎりを作る場合、焼きおにぎりの形はホットサンドのように薄くなります。そのため、おにぎりの中の具材によっては、ホットサンドメーカーでサンドした時に、おにぎりの中から具材がはみ出てしまう恐れがあります。
具材を入れない、具材の量を少なくする、お米じたいにバター醤油などで味付けしてしまうなどの選択肢を持っておくとよいでしょう。
我が家で焼きおにぎりを作った時は、前日の夜に作り、残ってしまった燻製ひき肉のキーマカレーを具材に焼きおにぎりを作ってみましたが、見事にカレーがおにぎりの中からはみ出ました笑
今後、ホットサンドメーカーで焼きおにぎりを作る際は、鮭フレークやツナマヨなど、オーソドックスなおにぎりの具で挑戦してみようと思います。
鮭フレークやツナマヨであれば、瓶や缶詰でキャンプ場に持ちは運ぶことができ、もし調理に使わなかったとしても保存できるので、おにぎりの具としては便利そうです。
・前日、炊いたお米も使える
今回、前夜のカレーのために炊飯したお米が残り、ライスクッカーの中に保存しておいたお米で焼きおにぎりを作りました。ライスクッカーの中で冷えてしまったお米を、再度あたためなおすのは少し大変です。ホットサンドメーカーであれば、冷えたお米をサンドして加熱することが可能なので、時間のない朝ごはんにはちょうどよいです。
・調理が楽
キャンプ場にて朝からお米を炊飯するのは大変です。キャンプ場での朝ご飯は、朝ご飯後の撤収も考えて、効率よく調理し、食べて、片付けてしまいたいものです。ホットサンドメーカーでの焼きおにぎりは、ホットサンドと同じか、それ以上に調理が楽なように思います。ホットサンドでは、パンにバターを塗ったり、パンでサンドする具材を用意する必要があります。
しかし、焼きおにぎりの場合、お米をホットサンドメーカーにのせ、お米の上に具材をのせ、さらに具材の上にお米をのせて、ホットサンドメーカーで挟むだけで焼くことができます。時短調理という面でも、優れているなと感じました。
意外に便利なホットサンドメーカー
ご紹介したように焼きおにぎりを作れるなど、ホットサンド意外のご飯もホットサンドメーカーで作れることがわかりました。他のホットサンドメーカーの活用例を調べてみると、焼きおにぎり以外では卵焼き、お好み焼き、ホットケーキなどの粉物が焼けそうなことがわかりました。
あと、キャンプ場では試していないのですが、自宅で肉まんやあんまんなどの中華饅頭も焼いてみました。こちらは簡単で、普段と違った食感になるのでオススメです。
さらに上級者となると、目玉焼きやお肉を焼いたりと、フライパンの代わりに使ったりもできるみたいなので、今後のキャンプでもホットサンドメーカーのさらなる可能性を探ってみたいと思います。