先日のキャンプにて、燻製したひき肉でキーマカレーを作ってみました。以前にも、自宅では燻製したひき肉でキーマカレーを作ったことがあるのですが、キャンプで作ったのははじめてです。
下準備する
キャンプでご飯を作るときは、調理時における手際のよさが重要な要素の1つと言えます。小さい子どもを連れたファミリーキャンプでは、その重要性はより高まります。ですので、調理する食材は自宅で下準備しておくと、キャンプ場でスムーズに調理できます。野菜は皮をむいて切っておく、肉などはパックから取り出しておく等ですね。燻製ひき肉も下準備しておきます。レンジで加熱しちゃう
自宅にて挽き肉をレンジで加熱し、挽き肉に火を通しちゃいます。小さい子どももカレーは食べれますし、キャンプ場では火力も制限されることもあるため、レンジでしっかりと火を通しちゃいます。レンジで加熱したひき肉をキッチンペーパー等で、水気や油をある程度ふき取り、冷めるまで乾燥させつつ放置します。
ひき肉を燻製する
冷めたら燻製ポットの出番です。燻製ポットの底面にアルミホイルを敷き、燻製チップを敷き詰めていきます。今回の燻製チップは、さくらチップとくるみチップを使いました。ひき肉を燻製ボッドの網に置くと、当然ですが網の隙間からひき肉が下に落ちてしまいます。そのため、網の上にアルミホイルで作ったお皿を置き、この中に加熱調理後の冷めたひき肉を入れます。
加熱調理後のひき肉のため、燻製する温度は低くても問題ないですが、念のためいつも熱燻してます。
普段の燻製では、燻すのがはじまったら出来上がるまで燻製ポットの蓋を開けることはなく、開けたとしても少ないのですが、ひき肉を燻製する場合は、定期的に燻製ポットの蓋を開けます。
理由としては、網の上にアルミホイルで作った皿を敷いているため、燻製ポット内で空気にふれているひき肉の上部分しか燻されないためです。
そのため、定期的に燻製ポットの蓋を開けて、燻したひき肉を下に、まだ燻されていないアルミホイル皿の底面にあるひき肉を上にくるようにかき混ぜていきます。
アルミホイル皿に入れたひき肉の分量にもよりますが、2~3回繰り返した後、燻製を終了します。多くのひき肉を燻製する場合は、この作業を繰り返していきますし、いくつかの種類の燻製チップで燻製する場合も、この作業を繰り返していきます。まんべんなくひき肉に燻製された色がついたら終了です。
燻製は煙もでるため可能な限りキャンプ場で行いたいところですが、我が家ではキャンプ場での調理時の負担を少しでも減らすために、自宅で燻製して行きます。
キーマカレーに入れる野菜も切っていく
燻製したひき肉でのカレーとなるので、作るカレーとしてはキーマカレーとなります。キーマカレーはひき肉以外の材料も細かくきざまれている必要があります。しかし、キャンプ場で野菜をみじん切りするのは時間もかかりますし、切るためのスペース、切ったあとの食材を置いておくスペースも確保しなければいけません。
そのため、野菜においても、自宅にてみじん切りし、調理するだけの状態でキャンプ場に持っていくと、調理時間を短縮するだけでなく、手際よくキーマカレー作りを行うことができます。
今回のキャンプでは以下の野菜をみじん切りして、それぞれジップロックなどの小分けできる袋に入れて持っていきました。
・玉ねぎ
・なす
・にんじん
・エリンギ
・ピーマン
みじん切りしていないその他の野菜では、ひよこ豆の水煮をいれています。にんにくや生姜はチューブのものを、トマトはホールトマト缶を持っていきます。
玉ねぎのみじん切りが面倒であれば、冷凍の玉ねぎペーストでもよいです。凍らしたまま持っていくことで、クーラーボックス内の保冷をたすけてくれます。
キャンプ場での調理行程
キャンプ場での燻製ひき肉を入れたキーマカレーを作る流れを簡単に紹介します。まず、はじめに燻製したひき肉は火が通っているので、みじん切りして持ってきた野菜などの材料を炒めていきます。1.油をひき、玉ねぎとにんにくを炒める
玉ねぎを飴色に炒めるとよいと聞きますが、油を結構多めで揚げ焼きすると美味しい気がします。このタイミングでにんにくも炒めちゃいます。2.にんじんを追加して炒める
みじん切りした野菜の中で、火が通るのに比較時間がかかるにんじんを追加して炒めます。3.燻製ひき肉を追加して炒める
にんじんに火を通したら、燻製したひき肉を追加して炒めていきます。燻製したひき肉は火が通っているので、混ぜ混むイメージです。4.なす、エリンギ、ピーマンやひよこ豆とホールトマト缶を追加して炒め煮る
みじん切りして持ってきた野菜の中で、追加していなかったなす、エリンギ、ピーマンやひよこ豆とホールトマト缶を追加して、ホールトマト缶の水分で炒め煮ていきます。ホールトマト缶の水分だけで足りない場合は、お水を追加して調整しましょう。5.カレー粉などを入れて味を整える
材料に火が通ったら、カレー粉などを入れてカレーっぽくしていきます。カレールーでもよいですが、カレー粉、しょうが、ガラムマサラ、クミン、パセリ、バジルなど、スーパーにてチューブや小瓶でそろえることができる調味料、スパイスなどで、本格的っぽいカレーを作れます。子どもと同じカレーとなりますので、辛さが物足りない大人は、カレーを盛り付けた後に、ハバネロペッパー、一味とうがらしやとうがらしペーストを入れることで辛くしています。
ガスコンロや火元が限られるキャンプ場では辛さが違うカレーを、それぞれの鍋で作っていては非効率ですし、洗い物も増えてしまいます。簡略化できるところは効率を高めていきましょう。
やみつきになる味をお試しあれ
燻製したひき肉で作るキーマカレーは、口に含んだ瞬間、カレーのスパイスとスモーキーな燻味があわさり、一度食べるとやみつきになること間違いないです!しかも、ひき肉は牛肉、豚肉、鶏肉と種類があり、スモークチップもさくら、くるみ以外にも色々なチップが存在します。ひき肉を変えたり、スモークチップを変えることで、それぞれの味を楽しむことができ、組み合わせはたくさんあります。
どの肉とどのスモークチップが相性がよいか、自分の好みにあうかを探すだけでも、とても楽しいので、ぜひお試しいただければと思います!