簡単キャンプ飯!アヒージョのレシピと作り方のコツ | ヒゲキャンパー(higecamper) ヒゲキャンパー

簡単キャンプ飯!アヒージョのレシピと作り方のコツ

(最終更新日:2019/08/14 執筆者:ヒゲキャンパー)
簡単キャンプ飯!アヒージョのレシピと作り方のコツ
画像出典:アヒージョ, Ajillo(Flickr)
最近の居酒屋や流行りのバルなどで、フードメニューとして聞くことの増えたアヒージョですが、キャンプ場で簡単につくれるキャンプ飯でもあります。
今回は、アヒージョの作り方やキャンプ場で作るのにオススメのアヒージョを紹介します。

目次




アヒージョとはスペイン料理

アヒージョはスペイン料理です。スペインを起源に小皿料理として親しまれています。
スペイン語で、ニンニク風味の料理を表していて、オリーブオイルとニンニクで、いろいろな食材を煮込む料理です。オリーブオイルとニンニク以外の食材は何を使っても良いため、食材によって様々なバリエーションの味を楽しめることができます。

アヒージョがキャンプ飯に最適な理由

アヒージョでは、使う食材が決まっていないため、食材の選択肢が限られるキャンプ場でもアレンジしやすく、作りやすい簡単なキャンプ料理です。
また、煮込む食材を切ったら、オリーブオイルで煮込むだけの料理であるため、調理時間の短い時短料理と言えます。

アヒージョは、シングルバーナーやバーベキューグリルの片隅でささっと作れて、そのままつまんで食べることができます。メインとなる料理を作っている間に、調理して食べ始めることができるため、お酒を飲むキャンバーさんには最適なお酒の肴、おつまみとなります。

調理器具について

アヒージョを作る際の調理器具を紹介します。

カスエラ、もしくはスキレットやダッチオーブンで作る

アヒージョの本場であるスペインでは、カスエラという土鍋で調理されて、そのまま食卓に並びます。
カスエラとは、直径10~15cmくらいの耐熱性のある鍋兼お皿で、日本で言うところの鍋焼うどんのように、熱々の状態で食べます。本場のとおりに作るのであればカスエラで作りますが、日本でカスエラを購入できる場所は限られます。

そのため、カスエラ以外の調理器具で作りますが、キャンプ場で作る最適な調理器具が、スキレットやダッチオーブンなどです。

理由としてはスキレットやダッチオーブンは、鋳鉄という金属で作られているためとなります。鋳鉄は、熱伝導率が遅く、食材に対してムラがなく火を通すことができます。また、蓄熱性が高いため、スキレットやダッチオーブンが熱くなってから冷めづらい特徴があります。

普通のフライパンや鍋でもアヒージョを作れますが、鋳鉄性のスキレットやダッチオーブンで作ることで美味しく作れやすくなります。

アルミホイルや缶詰で作るのは危ない

少し調べてみると、カスエラ、スキレットやダッチオーブンを使わずに、アルミホイルで容器を作ってアヒージョを作る方もいるようですが、あまりオススメできません。
アルミホイルは、熱に強い面もあり、調理するときによく使われますが、直火での調理用には作られていません。アルミホイルによっては、熱で溶けてしまう可能性もあります。

その他、缶詰で作る方もいらっしゃるようですが、こちらもオススメできません。缶詰に記載されている注意文をよく見たりすると書いてあることもありますが、缶詰もアルミホイルと同じように直火で調理することを考えて作られていません。
火の近くで温めるぐらいであれば許容範囲かも知れませんが、直火にて缶詰を熱するのはやめましょう。

手軽に作れてしまうアヒージョですが、アヒージョを美味しく作るためのコツは、オリーブオイルでムラなく、煮込むことにあります。煮込むことに適していない調理器具を使う、または代用してアヒージョを作るのはやめましょう。


アヒージョの作り方

簡単ですがアヒージョの作り方を紹介します。

必要な食材

アヒージョは、オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、塩と煮込む食材があれば作ることができます。


  • オリーブオイル
  • ニンニク
  • 鷹の爪
  • 煮込む食材(出汁がでるものだと良い)


子どもといっしょにアヒージョを食べるときは、鷹の爪ぬきで作っても美味しく作れます。
そして、忘れてはいけないのが、バゲット(フランスパン)です。トーストしたバゲットをアヒージョにつけて食べると、バゲットを飲み物のように美味しく食べることができます。

作り方の流れ

カスエラ、スキレットまたはダッチオーブンにオリーブオイルを入れて、弱火で温めます。

オリーブオイルが温かくなってきたら、ニンニクやきざんだ鷹の爪を入れます。
キャンプ時で持ち物が限られる際は、ニンニクチューブ、一味唐辛子でも代用可能です。

ニンニクの香りがついたオリーブオイルができたら、煮込む食材を入れます。沸騰しないように気を付けながら、弱火で食材を煮込んだら完成です。

煮込む食材によっては食材に塩分があるため、最期に味見して塩を足して調整しましょう。お好みでコショウ、パセリをちらしても美味しく食べれます。


美味しかったアヒージョの紹介

最後に今までに色々な食材にてアヒージョを作ってきた中で、美味しかったアヒージョを紹介します。新しい発見があると幸いです!

シーフードミックスのアヒージョ
マッシュルームのアヒージョ
サバ缶のアヒージョ

シーフードミックスのアヒージョ

シーフードミックスのアヒージョ

the手抜き料理ですが、シーフードミックスを煮込んだアヒージョです。シーフードミックスから魚介類の美味しい出汁がオリーブオイルと混ざります。

キャンプ時に、冷凍のシーフードミックスはクーラーボックス内で保冷剤としても役立ってくれるためオススメの食材と言えます。


マッシュルームのアヒージョ

マッシュルームのアヒージョ

マッシュルームは、アヒージョの食材としてときどき見かけます。マッシュルームが高くて敬遠する場合は、しいたけ、エリンギやしめじ等のキノコ類でも美味しく作れます。

キャンプ場の近くに道の駅があれば、現地調達したキノコを使ってアヒージョを作っても良いですね!


サバ缶のアヒージョ

サバ缶のアヒージョ

スキレットでサバ缶とニンニクをオリーブオイルで煮ただけの簡単アヒージョです。シンプルながらサバの出汁が溶け込んだアヒージョの汁は、バケットによくあいます。栄養素として高タンパクなのもうれしいですね。

缶詰は保存できるため、キャンプ場に持っていったけど使わないで持ち帰ることもできます。そのためキャンプ場で、あと一品足りないなというときに、即興で作ることができる食材としての魅力もあります。


その他、オススメのアヒージョを作ったら追加更新していきます!