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テントが結露で濡れたら吸水タオルがオススメ

(最終更新日:2019/07/07 執筆者:ヒゲキャンパー)
テントが結露で濡れたら吸水タオルがオススメ

夏以外の季節でキャンプすると悩ましいのが、テント内の結露です。春や秋では日中が暖かいものの夜には冷え込み気温が下がります。
テント内の空気が暖かいのにテント外の空が冷たいと、テントの中と外の気温差によって、テント内結露が発生します。テントを濡れたまま保存しておくとカビ発生の原因になったり、テントが痛みやすくなるので注意が必要です。

今までのキャンプでも何度か結露したのですが、現状ではタオルで拭くという現実的な手段に落ち着きました。タオルの中でも吸水タオルであるシャムワウ!が使いやすかったので紹介します。

春秋に多いテント内の結露対策にシャムワウを購入

結露してしまったときの対策
テントが結露してしまったときの対策ですが、主に下記の対策方法があるかなと思います。
・拭く
・日光を当てる
・風通しのよいところで乾かす

拭く

テント内で結露してしまった部分をタオル等で拭くという現実的かつ、合理的な手段です。私は拭いて結露対策することに落ち着きました。


なぜかというと、乾かす前にテント表面の水分をできるだけ取り除いておいた方が、乾かすときの時間を短縮できるからです。

キャンプ場を利用する際、レイトチェックアウトにしない限り、チェックアウト時間は朝の10時や11時となるキャンプ場が多いです。キャンプ場での朝は、朝のコーヒー、スープからはじまり、朝ごはん、キャンプ道具の片付けと短時間にやらなければいけないタスクか山盛りです。ファミリーキャンプで小さい子どもがいるとなると、子どもの数だけ時間が奪われがちです。そんな朝の時間なので、テントの結露に対応する時間はできるだけ短く、簡単に対応することが求められます。
テントを朝の時間内に乾かすために、まずはタオルで水滴を拭き取ってからテント内の風通しをよくし、テントが乾くまで他の作業をしつつ待ちます。テントが結露でビチョビチョな状態だと、普通のタオルで水滴を拭いていてはタオル内に水分が残ってしまい、拭く作業の最後の方はテントをタオルで水拭きしているような状態となってしまいます。乾かすために拭いているのに水拭きをしていては本末転倒です。

そこで我が家では、水滴を効率よく拭き取るタオルとして、吸水タオルであるシャムワウ!を使ってます。吸水タオルであれば、タオル内に水滴を含みはじめてもしぼることで、乾いたタオルに近い状態に戻すことができ、やることの多いキャンプの朝の時間を効率的に過ごすことができます。


日光を当てる

テントを乾いた状態で収納するためにも、テント内の水滴を吸水タオルで拭き取っただけでは不十分です。
水滴を吸水タオルであるシャムワウ!で拭き取った後は、テントをできるだけ日光に当てます。日光に当てることでテント表面の温度を上昇させ、水分を気化させます。
ドーム型のテントであれば、テントを固定しているペグを外し移動してもよいかもしれません。ただし、風が強いとテントも飛ばされてしまう可能性がありますので、ご注意ください。

テントをできるだけ日光に当てます。日光に当てることでテント表面の温度を上昇させ、水分を気化させます


我が家のテントはワンポールテントで移動できないため、テントを設営するときに、朝の時間にどのくらい日光が当たるかも考えつつテントを設営します。日光に当てすぎるのもテント生地を痛めてしまうことに繋がりますが、テントを乾かすために日光の力は絶大な効果があると感じています。

風通しのよいところで乾かす

日光で乾かしつつ、可能であれば風通しのよいところで乾かすことも心がけましょう。結露してしまっても、風通しをよくすることでテント表面の水分量を緩和する事が可能です。
また、テントにベンチレーション機能がついているテントはテント内の風通しをよくするためです。テントを設営するときはベンチレーションを通して風がテント内に入るか意識してみましょう。

テント内を片付けたらテントの窓を開けて、テント内に風が入るようにします。日光と同じように風の力もテントを乾かすために役立ちます。1つ気をつけておきたいのが、テント内への虫の侵入です。テントを収納するときに、虫も一緒に収納してしまわないように注意しましょう。

テント表面の水滴を吸水タオルで拭き取り、日光に当て、風通しをよくすることで、比較的短時間でテントを乾かすことができます。もし、これでもテントが乾かなかったときは、テントの品質維持のためにも、自宅に帰宅した後にテントを広げて乾かすか、晴れた日を狙って近くの公園へデイキャンプへ出かけてテントを乾かすために設営しましょう。

晴れた日を狙って近くの公園へデイキャンプへ出かけてテントを乾かすために設営しましょう


そもそも、なぜ結露するのか?
テント内が結露する原因ですが、テント内外の気温差の他に、テント内における空気に含まれる水分量が関係します。空気に含まれる水分とは、空気中に元々含まれる水蒸気の他に、体から発する水蒸気があります。体から発する水蒸気とは、口からの息や体表面から発する汗などがあります。

テントを設営する季節、場所、天候によって結露する発生の可能性や度合いが異なりますが、結露しやすい条件には以下のようなものが考えられます。
・テントを設営する地面の水分量が高い
・テント内外の温度差が大きい

テントを設営する地面の水分量が高い

テントを設営する地面の水分量が高くなる条件として、草地であること、雨が降った後、湿度が高い日などがあげられます。これらの条件時は、地面の水分量が高い可能性が高く、結露が発生しやすくなります。雨や湿度は避けることができませんが、テント設営時に地面の水分量の状態を確認してみるとよいでしょう。

テント内外の温度差が大きい

テント内外の温度差が大きい場合も結露が発生しやすくなります。テント内外の温度差が大きくなる条件として、自然の要因だと季節、高度が考えられます。人による要因だとテント内で暖房器具を扱うことでテント内が温まり、テント外との気温差は大きくなります。
自然の要因は避けることができませんが、人による要因に関しては換気を行うなどでテント内の湿度を調整するようにしましょう。

テント内の結露予防対策について

テント内が結露してしまうのは嫌ですが、結露してしまう条件が揃っていると、結露が発生してしまうことから逃れるのは難しくなります。結露してしまう条件が揃っていても、できるだけ結露しないように予防対策することは可能です。

・換気する
・テント下にグランドシートを敷く
・テント内にフロアマットを敷く

換気する

前述のようにテント内外で気温差が大きいと結露が発生しやすくなりますが、テント内の湿度が高いほど結露しやすくなります。テント内の人間が多かったり、テント内の空間が少ないソロテントの場合は、人から発生する水蒸気もたまりやすく湿度も上がりがちです。そのため、テント内の湿度を下げるために適度に換気しましょう。

テント下にグランドシートを敷く

グランドシートとはテントの下に敷くシートです。グランドシートを敷くことでテントを地面から保護するだけでなく、テントの下を濡れるのを防ぐことができます。また、地面が濡れていると湿気も上がりやすいですが、グランドシートを敷くことで湿気の上昇を防ぐことができます。

テント内にフロアマットを敷く

テント外にはグランドシートを敷くことをオススメしましたが、テント内にフロアマットを敷くことも効果的です。フロアマットを敷くことで地面からの冷気を抑えることができます。冷気を抑えることで就寝時の寝冷えを防ぐことができますし、地面が草地ではなく砂利サイトの場合にボコボコした感触を和らげることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?テントの品質維持のためにも、テント内は結露しないにこしたことはないのですが、結露してしまう条件を気にしていても結露は発生してしまいます。
そんな時は、テント表面の水分がいち早くなくなり、乾いて収納できるように、今回紹介した吸水タオルで吹いてからテントを乾かすことをオススメします。